2018.12.06ブログ
みなさんこんばんは
ビリーブの萩嶺です。
今週うれしかったことがあったのでブログに書いてみます。
いつものようにA君が学校から帰ってくると「漢字のテスト100点取ったよ」と持って来て見せてくれました。
私の記憶では、確か初めてだったと思うので、本当にうれしかったんだと思います。
その100点も簡単なテストではなく、学年相応の難しい字のある漢字のテストでした。
その子は、1年生の春頃に交通事故にあって、3カ月ぐらい集中治療室にも入院していて、1年生の冬頃ビリーブにやって来ました。
ムードメーカーで、芸人の新しいギャグや歌や踊りを1番初めに覚え聞きていつもみんなを楽しませてくれます。
1年生の春頃に交通事故にあったので宿題をする学習習慣も身についていなかったのでなかなか大変でした。
宿題に取りかかるのに時間がかかったり、たまに宿題は「無い!」とか言って音楽の教科書の中に隠したりしていました(笑)。
それに取りかかっても事故の後遺症で手が震えて中々思ったように書けませんでした。
日が経つにつれて他の学校の同級生の子たちと宿題競争で少しずつやる気を出し、震える手で一生懸命「ひらがな」や「算数」を頑張っていました。
そんな中、しっかりと字が書けるようになり、漢字になり、しっかりと学習習慣も身に付き、今ではたまに時間がかかるのはご愛敬ですが、頑張っています。
それは、違う学校の同級生や下級生に負けないようになのか、早くおわらせたいだけなのかみんな一生懸命取り組んでくれます。
今まで他の放課後等デイサービスに通っていて、宿題をしていなかった子もビリーブに来てどうにか宿題をしてくれるようになった子もいます。
また、今まで放課後等デイサービスを使っていなくて、「ビリーブに通うようになって、(習い事で)ビリーブに行かない日も家での宿題をスムーズにやってくれるから助かります」と喜んでくれるお母さんもいます。
みんなが頑張っている姿を見ると段々したくなるのか宿題をやりだしてくれます。
今回の100点の漢字のテストで1番頑張ったのは、A君とリハビリに連れて行ったり、家庭で頑張っていらっしゃるご家族だと思います。
2番目は、学校の先生でしょう。
A君に合った方法・手段でアプローチされているのでとても大変だと思います。
3番目は、病院のリハビリの先生たちでしょうか。
もし、私たちも頑張ったと言えるのでしたら4番目ぐらいでしょうか。
私たちは、環境を整えることぐらいしかしていません。
A君は週4日から5日間通ってきてくれます。
最初は、震える手で書いていた字が、だんだんきれいな字になって、そして、漢字のテストで100点を取ってくれました。本当に私たちもうれしいです。
ここまでたどり着くために数年かかりました。
時間が、かかりました。
でも、しっかりと成長してくれました。
些細なことかもしれませんが、支援者として本当に、本当にうれしいです。
私が、「じゃあ、ご褒美に1月のイベントのいちご狩りに連れて行ってあげるね。」と言ったとすると。
A君は、照れ隠しなのか、「別に行かんでもいいし・・・。」と言いながら行った子ども達でも1~2番を争っていちごの数を食べることでしょう。
子どもの成長にかかわることができたうれしさを誰かに言いたくてブログに書いてみました。
もちろん、ビリーブの他の職員も頑張ってくれています。
本当にみんなに感謝ですね。
ありがとうございます。
ビリーブも12月1日で丸3年になりました。
本当に少しづつですが、子どもの成長といううれしいことが増えてきました。
これからももっと、もっと楽しいことうれしいことが待っていそうです。
来年も新しい子どもたちに出会えると思うと本当に楽しみです。
ご連絡ください。
お待ちしています。